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文化・芸術


三島 由紀夫 ( みしま ゆきお ) 1925〜1970(大正14〜昭和45)
 【小説家】 世界中に著作が翻訳されている戦後文学の代表的作家。市ヶ谷自衛隊で割腹自殺。

黒澤 明 ( くろさわ あきら ) 1910〜1998(明治43〜平成10)
 【映画監督】 天皇とも呼ばれた完全主義の映画監督。スピルバーグ、ルーカスにも影響。

大岡 昇平 ( おおおか しょうへい ) 1909〜1988(明治42〜昭和63)
 【小説家】 「俘慮記」「野火」で戦後派作家の旗手に。芸術院会員を拒否した気骨の人。

榎本 健一 ( えのもと けんいち ) 1904〜1970(明治37〜昭和45)
 【喜劇俳優】 喜劇王エノケン。ロッパとのアチャラカで一世風靡。

堀 辰雄 ( ほり たつお ) 1904〜1953(明治37〜昭和28)
 【小説家】 婚約者の死をもとに、「風立ちぬ」を執筆。純粋な愛と死をフランス文学的な叙情で描き上げた。

古川 縁波 ( ふるかわ ろっぱ ) 1903〜1961(明治36〜昭和36)
 【俳優】 素人芸人として、マルチタレントのはしりとなった。父は天皇に仕えた正真正銘の貴族。

小林 秀雄 ( こばやし ひでお )1902〜1983(明治35〜昭和58)
 【文芸評論家】 文芸評論を芸術の高みに。日本の近代批評を確立した不世出の評論家。

阪東 妻三郎 ( ばんどう つまさぶろう ) 1901〜1953(明治34〜昭和28)
 【映画俳優】 「バンツマ」と呼ばれた、チャンバラ映画の大スター。戦前戦後の映画界に君臨。

田河 水泡 ( たがわ すいほう ) 1899〜1989(明治32〜平成元)
 【漫画家】 前衛芸術から漫画へ転身。「のらくろ」は国民的漫画キャラクター第一号に。

吉野 源三郎 ( よしの げんざぶろう ) 1899〜1981(明治32〜昭和56)
 【児童文学者】 岩波書店の看板雑誌「世界」の初代編集長。「君たちはどう生きるか」は、今も最良の人生入門書。

近衛 秀麿 ( このえ ひでまろ ) 1898〜1973(明治31〜昭和48)
 【指揮者・作曲家】 黎明期の日本クラッシックを育てた。雅楽を活かした「越天楽」が国際的に評価される。

土方 与志 ( ひじかた よし ) 1898〜1959(明治31〜昭和34)
 【演出家】 小山内薫と新劇のメッカ築地小劇場を設立。軍の弾圧と戦い、新劇を育てた。

溝口 健二 ( みぞぐち けんじ )1898〜1956(明治31〜昭和31)
 【映画監督】 ワンシーンワンカットの長回しで、世界の巨匠に。妥協を許さず「ゴテ健」と呼ばれた。

西条 八十 ( さいじょう やそ )1892〜1970(明治25〜昭和45)
 【詩人】 童謡から流行歌まで、大正・昭和に愛唱された詩を数多く創作。

芥川 龍之介 ( あくたがわ りゅうのすけ ) 1892〜1927(明治25〜昭和2)
 【小説家】 古今東西の古典をモダンに甦らせた夭折の作家。

岸田 劉生 ( きしだ りゅうせい )1891〜1929(明治24〜昭和4)
 【洋画家】 愛娘を描き続けた12年。輝きに満ちた名作麗子像には、早世した天才画家の生命も光っている。

山川 菊栄 ( やまかわ きくえ ) 1890〜1980(明治23〜昭和55)
 【女性解放思想家】 社会差別の視点で女性解放を捉えた。聡明さと強い意思を持った女性運動家。

古今亭 志ん生 ( ここんてい しんしょう ) 1890〜1973(明治23〜昭和48)
 【落語家】 「貧乏はするもんじゃねぇ。味わうもんだ」極貧と破天荒な暮らしで磨いた名人芸。

柳 宗悦 ( やなぎ むねよし ) 1889〜1961(明治22〜昭和36)
 【日本民芸運動創始者】 無名の匠が連綿と作り上げてきた生活工芸品に「用の美」を見い出した。民芸運動の父。

谷崎 潤一郎 ( たにざき じゅんいちろう )1886〜1965(明治19〜昭和40)
 【小説家】 マゾヒズムから老人の性まで描き、絢爛たる谷崎文学を築く。国際的にも高い評価。

山田 耕筰 ( やまだ こうさく ) 1886〜1965(明治19〜昭和40)
 【作曲家・指揮者】 日本西洋音楽史上の巨人。「赤とんぼ」など美しい童謡は、今も愛唱される。

武者小路 実篤 ( むしゃのこうじ さねあつ ) 1885〜1976(明治18〜昭和51)
 【小説家・詩人】 「白樺派」を代表する作家。宮崎の「新しき村」で人道主義を実践。

安田 靫彦 ( やすだ ゆきひこ )1884〜1978(明治17〜昭和53)
 【日本画家】 歴史画の傑作を残す。「飛鳥の春の額田王」は、日本画写実の一つの頂点。

三浦 環 ( みうら たまき )1884〜1946(明治17〜昭和21)
 【声楽家】 プッチーニが「世界でただ一人の蝶々」と讃えたソプラノ歌手。日本人初の国際的プリマドンナ。

高村 光太郎 ( たかむら こうたろう )1883〜1956(明治16〜昭和31)
 【彫刻家・詩人】 長沼智恵子との運命的な出会い。「智恵子抄」は静かな愛の絶唱。

石井 柏亭 ( いしい はくてい ) 1882〜1958(明治15〜昭和33)
 【洋画家】 平明な水彩画で日常を描いた、詩人画家。二科会を創設。

市川 左団次二世 ( いちかわ さだんじ )1880〜1940(明治13〜昭和15)
 【歌舞伎役者】 稀代の名優初代と海を渡った二世。二代で歌舞伎を世界のKABUKIに革新。

永井 荷風 ( ながい かふう ) 1879〜1959(明治12〜昭和34)
 【小説家】 世の中気に入らないことだらけ。東京を嫌悪し、江戸と色街を愛した文豪。

鏑木 清方 ( かぶらぎ きよたか ) 1878〜1972(明治11〜昭和47)
 【日本画家】 江戸浮世絵の技法に近代的な息吹を与えた。清楚な美人画は秀逸。

有島 武郎 ( ありしま たけお )1878〜1923(明治11〜大正12)
 【小説家】 白樺派の代表的作家。「惜しみなく愛は奪う」の名言を残して、自らも人妻と心中。

長谷川 如是閑 ( はせがわ にょぜかん )1875〜1969(明治8〜昭和44)
 【ジャーナリスト】 反体制言論人として活躍。強烈な批判記事が新聞弾圧「白虹事件」の引き金に。

上田 敏 ( うえだ びん ) 1874〜1916(明治7〜大正5)
 【詩人】 美しい翻訳詩で明治詩壇に新風。「山のあなたの空遠く」は今も愛唱される。

樋口 一葉 ( ひぐち いちよう ) 1872〜1896(明治5〜明治29)
 【小説家】 25才で夭折した女流小説家。死を目前にした1年、奇跡のように、名作を次々と書き上げた。

川上 貞奴 ( かわかみ さだやっこ ) 1871〜1946(明治4〜昭和21)
 【女優】 芸者から女優に。「マダム貞奴」と呼ばれ、海外でも人気。

山田 美妙 ( やまだ びみょう ) 1868〜1910(明治元〜明治43)
 【小説家・評論家】 「です」体の創始者。言文一致運動で、新しい日本語表現の可能性に挑戦した。

幸田 露伴 ( こうだ ろはん ) 1867〜1947(慶応3〜昭和22)
 【小説家・随筆家】 急速に失われる江戸文化を嘆いた江戸っ子文士。兄弟も多彩に活躍。

夏目 漱石 ( なつめ そうせき ) 1867〜1916(慶応3〜大正5)
 【小説家】 エリートの地位を捨て、小説家に。今も読み継がれる名作を次々に発表。

二葉亭 四迷 ( ふたばてい しめい ) 1864〜1909(元治元〜明治42)
 【小説家・翻訳家】 ペンネームは父親が文学志望を罵って言った「くたばってしめい」から。ロシア写実主義文学を紹介。

Bigot G. ( ビゴー ジョルジュ ) 1860〜1927(万延元〜昭和2)
 【風刺漫画家】 今も残る明治日本のスケッチは貴重。日本を愛した、フランス人風刺画家。

妻木 頼黄 ( つまき よりなか )1859〜1916(安政6〜大正5)
 【建築家】 日本橋の装飾を設計。江戸と東京をつないだ建築デザイナー。

浅井 忠 ( あさい ちゅう )1856〜1907(安政3〜明治40)
 【洋画家】 詩情豊かに日本の自然を描写。黎明期の明治洋画を指導した。

Conder J. J. ( コンドル ジョシア ) 1852〜1920(嘉永5〜大正9)
 【建築家】 お茶の水ニコライ堂を建築。日本の近代洋風建築の父。

高村 光雲 ( たかむら こううん ) 1852〜1934(嘉永5〜昭和9)
 【彫刻家】 上野の西郷隆盛像の作者。日本近代彫刻の祖として木彫の復権に尽力。

Eckeert Franz Von ( エッケルト フランツ フォン ) 1852〜1916(嘉永5〜大正5)
 【音楽家】 「君が代」誕生に深く関わったドイツ人。その後ソウルでも活躍。

小泉 八雲 ( こいずみ やくも ) 1850〜1904(嘉永3〜明治37)
 【随筆家・小説家】 日本に魅せられて帰化。「耳なし芳一」などを収録した「KAIDAN」は米国で評判に。

尾上 菊五郎(五世) ( おのえ きくごろう ) 1844〜1903(弘化元〜明治36)
 【歌舞伎役者】 江戸歌舞伎に独自のスタイルを加えて、新境地を開く。明治歌舞伎の大主役。

三遊亭 円朝(初代) ( さんゆうてい えんちょう ) 1839〜1900(天保10〜明治33)
 【落語家】 「人のする噺は決してなすまじ」と名作落語を次々と創作。二葉亭四迷の作品にも影響。

橋本 雅邦 ( はしもと がほう )1835〜1908(天保6〜明治41)
 【日本画家】 狩野派の様式美に洋画的写実を取り入れた。近代日本画の祖。

仮名垣 魯文 ( かながき ろぶん ) 1829〜1894(文政12〜明治27)
 【ジャーナリスト】 文明開化の世相を軽妙なタッチで風刺。毒婦ものが大人気に。

梅若 実 ( うめわか みのる ) 1828〜1909(文政11〜明治42)
 【能楽師】 能楽堂を創建。幕府崩壊後、衰退しかけた能楽を復興させた。

高橋 由一 ( たかはし ゆいち ) 1828〜1894(文政11〜明治27)
 【洋画家】 「絵事ハ精神ノ為ス業ナリ」物の実存に、油彩画を通して迫った天才画家。

河竹 黙阿弥 ( かわたけ もくあみ )1816〜1893(文化13〜明治26)
 【歌舞伎作者】 江戸歌舞伎を代表する、日本のシェークスピア。

歌川 広重 ( うたがわ ひろしげ )1797〜1858(寛政9〜安政5)
 【浮世絵師】 風景画の傑作『東海道五十三次』を残した、北斎のライバル浮世絵師。

快楽亭 ブラック ( かいらくてい ぶらっく )1858〜1923(安政5〜大正12)
 【落語家】 開国間もない、日本で落語家になった外国人。名人円朝と人気を二分するスターに。

為永 春水 ( ためなが しゅんすい ) 1790〜1843(寛政2〜天保14)
 【人情本作者】 人情本が町娘に大人気。ラブストーリーのベストセラー作家。

柳亭 種彦 ( りゅうてい たねひこ ) 1783〜1842(天明3〜天保13)
 【戯作者】 浮世絵師国貞と組んだ『偐紫田舎源氏』が大人気に。

式亭 三馬 ( しきてい さんば ) 1776〜1822(安永5〜文政5)
 【滑稽本作家】 江戸弁の会話を巧みに取り入れた「浮世風呂」「浮世床」で、庶民生活を活写。

滝沢 馬琴 ( たきざわ ばきん )1767〜1848(明和4〜嘉永元)
 【読本作者】 失明の逆境で執筆を続け、『南総里見八犬伝』を28年をかけて完結。

十返舎 一九 ( じっぺんしゃ いっく ) 1765〜1839(明和2〜天保10)
 【戯作者】 歯切れのよいユーモアと諷刺で、傑作『東海道中膝栗毛』を著わす。

酒井 抱一 ( さかい ほういつ ) 1761〜1828(宝暦11〜文政11)
 【画家】 江戸在住の大名家の一流芸術家。自由に文化人と交流、江戸に琳派芸術を再興した。

山東 京伝 ( さんとう きょうでん ) 1761〜1816(宝暦11〜文化13)
 【戯作者】 遊女を妻にした、戯作者・浮世絵師。江戸町人風俗の語り部。

葛飾 北斎 ( かつしか ほくさい ) 1760〜1849(宝暦10〜嘉永2)
 【浮世絵師】 70年間描き続けた画狂人に、ヨーロッパ画壇も震撼。

鶴屋 南北 ( つるや なんぼく ) 1755〜1829(宝暦5〜文政12)
 【歌舞伎作者】 リアルで斬新な怪談、『東海道四谷怪談』が大人気。

喜多川 歌麿 ( きたがわ うたまろ ) 1753〜1806(宝暦3〜文化3)
 【浮世絵師】 美人画の代名詞的な浮世絵師。世界のウタマロ。

大田 南畝 ( おおた なんぼ ) 1749〜1823(寛延2〜文政6)
 【戯作者】 幕臣で狂歌師、戯作者。江戸文化の転換期に軽妙な機知と笑いで、一世を風靡。

司馬 江漢 ( しば こうかん ) 1747〜1818(延享4〜文政元)
 【洋風画家】 平賀源内と出会い、西洋画に開眼。日本画に初めて油彩画の技法を応用した。

並木 五瓶 ( なみき ごへい ) 1747〜1808(延享4〜文化5)
 【歌舞伎作者】 上方の歌舞伎を江戸風にアレンジ。江戸歌舞伎発展の基礎を作った。

鈴木 春信 ( すずき はるのぶ ) 1725?〜1770(??〜明和7)
 【浮世絵師】 江戸時代のグラビア、錦絵を創始。谷中笠森お仙の美人画が大評判に。

与謝 蕪村 ( よさ ぶそん ) 1716〜1783(享保元〜天明3)
 【俳人】 日常生活を絵画的な美しさで、五七五の俳句に切り取った。

鳥居 清信 ( とりい きよのぶ )1664〜1729(寛文4〜享保14)
 【浮世絵師】 現代まで続く、歌舞伎絵の名門、鳥居家の初代。

尾形 乾山 ( おがた けんざん ) 1663〜1743(寛文3〜寛保3)
 【陶工】 兄・光琳の絵付けした乾山焼で、陶芸に新境地。

市川 団十郎 ( いちかわ だんじゅうろう ) 1660〜1704(万治3〜宝永元)
 【歌舞伎俳優】 「大江戸の飾り海老」として、市川系宗家の大都市江戸のシンボル的スターに。「よっ、成田屋ァ。」

尾形 光琳 ( おがた こうりん ) 1658〜1716(万治元〜享保元)
 【画家】 大胆な構成、華麗な画風で、日本画に琳派洋式を生んだ。

松尾 芭蕉 ( まつお ばしょう ) 1644〜1694(正保元〜元禄7)
 【俳人】 人生を旅とし、旅を俳諧にした。漂泊の俳人。『奥の細道』の著者。

菱川 師宣 ( ひしかわ もろのぶ )1618?〜1694(??〜元禄7)
 【浮世絵師】 絵本の挿絵を独自の画法で、浮世絵として独立させた。

狩野 探幽 ( かのう たんゆう )1602〜1672(慶長7〜寛文12)
 【画家】 壮麗な狩野絵画を優美に洗練。江戸狩野派の様式を確立した。

織田 有楽斎 ( おだ うらくさい )1547〜1621(天文16〜元和7)
 【茶人】 その屋敷跡が、有楽町の名として残った。

東洲斎 写楽 ( とうしゅうさい しゃらく ) ?〜(??〜??)
 【浮世絵師】 1年足らずの期間で、140点にものぼる傑作を描いた、謎の天才浮世絵画家。

監修: 江戸東京博物館 都市歴史研究室長 北原 進

 
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