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明治以降に生まれた人物


将軍・幕閣・武士・天皇

大正天皇 ( たいしょうてんのう ) 1879〜1926(明治12〜昭和元)
 【天皇】史上最初の東京生まれの天皇。生まれつき病弱のため、短命に終わる。


政治・思想・社会運動

美濃部 亮吉 ( みのべ りょうきち ) /1904〜1984(明治37〜昭和59)
 【政治家】 「都政の主人は都民」。美濃部スマイルで親しまれた、革新都知事。

近藤 真柄 ( こんどう まがら ) /1903〜1983(明治36〜昭和58)
 【社会運動家】「婦人は地球上最後の奴隷」その解放を目指して、女性社会主義団体「赤瀾会」を結成。

淺沼 稲次郎 ( あさぬま いねじろう ) /1898〜1960(明治31〜昭和35)
 【社会運動家】60年安保闘争を指揮。演説中暗殺された社会党委員長。

加藤 シヅエ ( かとう しずえ ) /1897〜2001(明治30〜平成13)
 【婦人運動家】 女性解放に100才を越える人生を捧げた。婦人運動家の草分け。

近衛 文麿 ( このえ ふみまろ ) /1891〜1945(明治24〜昭和20)
 【政治家】 日中戦争期の首相。日米交渉に尽力するも、大政翼賛会成立など迷走を続けた。

山川 菊栄 ( やまかわ きくえ ) /1890〜1980(明治23〜昭和55)
 【女性解放思想家】 社会差別の視点で女性解放を捉えた。聡明さと強い意思を持った女性運動家。

平塚 らいてう ( ひらつか らいちょう ) /1886〜1971(明治19〜昭和46)
 【女性解放思想家】 漱石の「三四郎」に登場する美禰子のモデルとも。「女性は太陽であった」と宣言。

石橋 湛山 ( いしばし たんざん ) /1884〜1973(明治17〜昭和48)
 【経済評論家・政治家】 満州放棄、軍国主義反対を唱えた気骨のジャーナリスト。戦後は政治家として活躍。

東条 英機 ( とうじょう ひでき ) /1884〜1948(明治17〜昭和23)
 【軍人・政治家】 カミソリと言われた頭脳で、戦時下の日本を独裁的に統制。戦争犯罪人として刑死。

鳩山 一郎 ( はとやま いちろう ) /1883〜1959(明治16〜昭和34)
 【政治家】 戦時中大政翼賛会に反対した数少ない政治家。戦後自由民主党を結成して、首相に。

吉田 茂 ( よしだ しげる ) /1878〜1967(明治11〜昭和42)
 【政治家】 葉巻きをくわえたワンマン宰相。軽軍備・経済重視の吉田ドクトリンが戦後復興の指針に。


学者・教育・医者

湯川 秀樹 ( ゆかわ ひでき ) 1907〜1981(明治40〜昭和56)
 【物理学者】 日本人初のノーベル賞獲得。中間子論は、クォークなど新素粒子発見のきっかけに。

朝永 振一郎 ( ともなが しんいちろう ) 1906〜1979(明治39〜昭和54)
 【物理学者】 くりこみ理論で量子力学の発展に貢献。ノーベル物理学賞を受賞した。

河合 栄治郎 ( かわい えいじろう ) 1891〜1944(明治24〜昭和19)
 【経済学者】 マルクス主義、ファシズムと果敢に戦う。時代に早すぎた自由主義者。

大河内 正敏 ( おおこうち まさとし ) 1878〜1952(明治11〜昭和27)
 【実業家】 科学者の楽園「主任研究員制度」を発足。ノーベル賞受賞者など優れた研究者が輩出した。

寺田 寅彦 ( てらだ とらひこ ) 1878〜1935(明治11〜昭和10)
 【物理学者・随筆家】 「天災は忘れたころにやってくる」は至言。バイオリンと絵画を愛した世界的物理学者。

福田 徳三 ( ふくだ とくぞう ) 1874〜1930(明治7〜昭和5)
 【経済学者】 日本経済学の草分け。資本主義国家での福祉論でも先駆的役割。


文化・芸術

三島 由紀夫 ( みしま ゆきお ) 1925〜1970(大正14〜昭和45)
 【小説家】 世界中に著作が翻訳されている戦後文学の代表的作家。市ヶ谷自衛隊で割腹自殺。

黒澤 明 ( くろさわ あきら ) 1910〜1998(明治43〜平成10)
 【映画監督】 天皇とも呼ばれた完全主義の映画監督。スピルバーグ、ルーカスにも影響。

大岡 昇平 ( おおおか しょうへい ) 1909〜1988(明治42〜昭和63)
 【小説家】 「俘慮記」「野火」で戦後派作家の旗手に。芸術院会員を拒否した気骨の人。

榎本 健一 ( えのもと けんいち ) 1904〜1970(明治37〜昭和45)
 【喜劇俳優】 喜劇王エノケン。ロッパとのアチャラカで一世風靡。

堀 辰雄 ( ほり たつお ) 1904〜1953(明治37〜昭和28)
 【小説家】 婚約者の死をもとに、「風立ちぬ」を執筆。純粋な愛と死をフランス文学的な叙情で描き上げた。

古川 縁波 ( ふるかわ ろっぱ ) 1903〜1961(明治36〜昭和36)
 【俳優】 素人芸人として、マルチタレントのはしりとなった。父は天皇に仕えた正真正銘の貴族。

小林 秀雄 ( こばやし ひでお )1902〜1983(明治35〜昭和58)
 【文芸評論家】 文芸評論を芸術の高みに。日本の近代批評を確立した不世出の評論家。

阪東 妻三郎 ( ばんどう つまさぶろう ) 1901〜1953(明治34〜昭和28)
 【映画俳優】 「バンツマ」と呼ばれた、チャンバラ映画の大スター。戦前戦後の映画界に君臨。

田河 水泡 ( たがわ すいほう ) 1899〜1989(明治32〜平成元)
 【漫画家】 前衛芸術から漫画へ転身。「のらくろ」は国民的漫画キャラクター第一号に。

吉野 源三郎 ( よしの げんざぶろう ) 1899〜1981(明治32〜昭和56)
 【児童文学者】 岩波書店の看板雑誌「世界」の初代編集長。「君たちはどう生きるか」は、今も最良の人生入門書。

近衛 秀麿 ( このえ ひでまろ ) 1898〜1973(明治31〜昭和48)
 【指揮者・作曲家】 黎明期の日本クラッシックを育てた。雅楽を活かした「越天楽」が国際的に評価される。

土方 与志 ( ひじかた よし ) 1898〜1959(明治31〜昭和34)
 【演出家】 小山内薫と新劇のメッカ築地小劇場を設立。軍の弾圧と戦い、新劇を育てた。

溝口 健二 ( みぞぐち けんじ )1898〜1956(明治31〜昭和31)
 【映画監督】 ワンシーンワンカットの長回しで、世界の巨匠に。妥協を許さず「ゴテ健」と呼ばれた。

西条 八十 ( さいじょう やそ )1892〜1970(明治25〜昭和45)
 【詩人】 童謡から流行歌まで、大正・昭和に愛唱された詩を数多く創作。

芥川 龍之介 ( あくたがわ りゅうのすけ ) 1892〜1927(明治25〜昭和2)
 【小説家】 古今東西の古典をモダンに甦らせた夭折の作家。

岸田 劉生 ( きしだ りゅうせい )1891〜1929(明治24〜昭和4)
 【洋画家】 愛娘を描き続けた12年。輝きに満ちた名作麗子像には、早世した天才画家の生命も光っている。

山川 菊栄 ( やまかわ きくえ ) 1890〜1980(明治23〜昭和55)
 【女性解放思想家】 社会差別の視点で女性解放を捉えた。聡明さと強い意思を持った女性運動家。

古今亭 志ん生 ( ここんてい しんしょう ) 1890〜1973(明治23〜昭和48)
 【落語家】 「貧乏はするもんじゃねぇ。味わうもんだ」極貧と破天荒な暮らしで磨いた名人芸。

柳 宗悦 ( やなぎ むねよし ) 1889〜1961(明治22〜昭和36)
 【日本民芸運動創始者】 無名の匠が連綿と作り上げてきた生活工芸品に「用の美」を見い出した。民芸運動の父。

谷崎 潤一郎 ( たにざき じゅんいちろう )1886〜1965(明治19〜昭和40)
 【小説家】 マゾヒズムから老人の性まで描き、絢爛たる谷崎文学を築く。国際的にも高い評価。

山田 耕筰 ( やまだ こうさく ) 1886〜1965(明治19〜昭和40)
 【作曲家・指揮者】 日本西洋音楽史上の巨人。「赤とんぼ」など美しい童謡は、今も愛唱される。

武者小路 実篤 ( むしゃのこうじ さねあつ ) 1885〜1976(明治18〜昭和51)
 【小説家・詩人】 「白樺派」を代表する作家。宮崎の「新しき村」で人道主義を実践。

安田 靫彦 ( やすだ ゆきひこ )1884〜1978(明治17〜昭和53)
 【日本画家】 歴史画の傑作を残す。「飛鳥の春の額田王」は、日本画写実の一つの頂点。

三浦 環 ( みうら たまき )1884〜1946(明治17〜昭和21)
 【声楽家】 プッチーニが「世界でただ一人の蝶々」と讃えたソプラノ歌手。日本人初の国際的プリマドンナ。

高村 光太郎 ( たかむら こうたろう )1883〜1956(明治16〜昭和31)
 【彫刻家・詩人】 長沼智恵子との運命的な出会い。「智恵子抄」は静かな愛の絶唱。

石井 柏亭 ( いしい はくてい ) 1882〜1958(明治15〜昭和33)
 【洋画家】 平明な水彩画で日常を描いた、詩人画家。二科会を創設。

市川 左団次二世 ( いちかわ さだんじ )1880〜1940(明治13〜昭和15)
 【歌舞伎役者】 稀代の名優初代と海を渡った二世。二代で歌舞伎を世界のKABUKIに革新。

永井 荷風 ( ながい かふう ) 1879〜1959(明治12〜昭和34)
 【小説家】 世の中気に入らないことだらけ。東京を嫌悪し、江戸と色街を愛した文豪。

鏑木 清方 ( かぶらぎ きよたか ) 1878〜1972(明治11〜昭和47)
 【日本画家】 江戸浮世絵の技法に近代的な息吹を与えた。清楚な美人画は秀逸。

有島 武郎 ( ありしま たけお )1878〜1923(明治11〜大正12)
 【小説家】 白樺派の代表的作家。「惜しみなく愛は奪う」の名言を残して、自らも人妻と心中。

長谷川 如是閑 ( はせがわ にょぜかん )1875〜1969(明治8〜昭和44)
 【ジャーナリスト】 反体制言論人として活躍。強烈な批判記事が新聞弾圧「白虹事件」の引き金に。

上田 敏 ( うえだ びん ) 1874〜1916(明治7〜大正5)
 【詩人】 美しい翻訳詩で明治詩壇に新風。「山のあなたの空遠く」は今も愛唱される。

樋口 一葉 ( ひぐち いちよう ) 1872〜1896(明治5〜明治29)
 【小説家】 25才で夭折した女流小説家。死を目前にした1年、奇跡のように、名作を次々と書き上げた。

川上 貞奴 ( かわかみ さだやっこ ) 1871〜1946(明治4〜昭和21)
 【女優】 芸者から女優に。「マダム貞奴」と呼ばれ、海外でも人気。

山田 美妙 ( やまだ びみょう ) 1868〜1910(明治元〜明治43)
 【小説家・評論家】 「です」体の創始者。言文一致運動で、新しい日本語表現の可能性に挑戦した。


商人・企業人・実業家・町人・農民

早川 徳次 ( はやかわ とくじ ) 1893〜1980(明治26〜昭和55)
 【実業家】 シャープペンシルを発明。丁稚から身を起こして、シャープ創業者に。

福原 信三 ( ふくはら しんぞう ) 1883〜1948(明治16〜昭和23)
 【実業家】 徹底した美意識で会社経営。今や世界的化粧品ブランドSHISEIDOを作り上げた。


その他(宗教家、軍人、漁師など)

松旭斎 天勝 ( しょうきょくさい てんかつ ) 1886〜1944(明治19〜昭和19)
 【女性マジシャン】 持ち前の美貌と大掛かりな演出で、マジックの女王に。セクシーな水芸に観客が詰めかけた。

荒木 貞夫 ( あらき さだお )1877〜1966(明治10〜昭和41)
 【陸軍大将】 二次大戦では文相として軍国教育を徹底。「日本のヒトラー」とも呼ばれた。

監修: 江戸東京博物館 都市歴史研究室長 北原 進

 
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