第7回 飯能市 前島宏之さん
350年の歴史を誇る飯能まつり
-11月4日(土)5日(日)-
飯能のおまつりの起源は正保(1644)~慶安(1651)間に始まったものと伝えられ、嘉永四年(1851)には獅子舞が伝習されました。明治2年に川越より祭囃子が伝授され、明治15年には原町に山車が建造され、明治24年には天下祭で名を馳せた三代目 法橋「原舟月」作の『神武天皇』像を山車にのせました。
その後、各町内が競って囃子を習得し、山車・屋台を建造、購入し現在飯能には10台の山車・屋台があります。それらを大きく分けると天下祭に代表される人形を乗せた「江戸型山車」3台と唐破風屋根や彫刻が特徴の「屋台」7台の2つの形式に分類されます。いずれも4ツ車で廻り舞台付きのものもあり、11月第1週の土・日の本祭りに引き回されます。
太鼓神輿と山車、屋台のひっかわせは圧巻
初日4日(土)の前夜祭で引き回される市松模様朝顔型屋根の「底抜け屋台」は大変珍しく、屋台の底板すなわち床板が設けられていない構造のものであり、演奏者はこの屋台の中に入り、立って演奏します。飯能銀座通りでは夕方から11台の底抜け屋台で引き合わせが行われます。
翌日5日(日)には山車10台が一同に会し、所狭しと引き合わせる「ひっかわせ」が見所となっています。
また、山車と太鼓神輿の引き合わせも飯能駅北口の駅前東町交差点で夕刻行われます。太鼓神輿とは、前後左右に渡した竿の上に大きな太鼓を乗せた総重量約1トンの神輿で、約200人で担ぎます。この太鼓神輿と6台の山車、屋台との引き合わせは圧巻で毎年観客を魅了しています。
江戸天下祭の益々の繁栄を願う
江戸天下祭りの復活は飯能まつり関係者としましても大変うれしく思っています。千代田区神田の祭り仲間とも10年余り交流をさせていただき、天下祭を研究し、そして復活を夢見てきた一人でした。昨年は丸ビルマルキューブに我が原町の「神武天皇」が招聘頂き、展示する事が出来ました。
飯能まつりは天下祭の流れを汲む「川越まつり」の流れを汲んでいますので、天下祭からは「孫」の立場、是非11月4日・5日には皆様『御来飯』下さい。そして今後も江戸から続く伝統文化を守り「飯能まつり」・「江戸天下祭」ともに盛り上げていきたいと思っています。
(2006.10.18 前島 宏之 記)
観客を魅了する「太鼓神輿」と「山車」の“ひっかわせ”
山車・屋台の競演
自慢の山車人形『神武天皇』の前で誇らしげな前島さん









