第5回「神田雪だるまフェア実行委員会」委員 一場 正人(いちば まさと)さん(55歳)
『見方を味方へ。雪だるまがつなぐ地域連携!!』
一場さんは、今年5回目を向かえた「神田雪だるまフェア実行委員会」の群馬県嬬恋村側の取りまとめ役だ。神田雪だるまフェアは、神保町・小川町界隈に巨大な雪像が並び、靖国通り沿いなどでコンテストが行われる雪にちなんだイベントだ。2002年から区の姉妹提携先である嬬恋村の協力で始まり、今年も1月20日から23日まで3日間開催された。
スキーなどスポーツ用品店が集まる一帯の5商店街をなんとか雪のイベントにより活性化させたいと、森実行委員長は10年前より嬬恋村に協力いただきイベント開催できないかと提案していたが、なかなか行政間ではスムーズにいかなかった。それでもあきらめきれず、嬬恋村に協力依頼を申し入れたときに、一場さんが村役場にきていて、商工会長に相談し、すぐに実施の返事を出してくれ開催にこぎつけた。
嬬恋村は、冬になると雪に覆われ、スキー場や温泉などすばらしいものがたくさんある。「雪を素材にするのであれば何もむづかしいことはないので、躊躇がなく、協力依頼を受けた」と一場さんは当時を振り返り話してくれた。ただ、「雪だるま」を作るときには、ころがして作成することがあたりまえだったので、それができないことと、パウダースノーの雪は固まらないなどの課題に対してみんなで試行錯誤を繰り返し、縦・横1m、高さ2mの雪の柱を作り、ロータリーカット(除雪車)を活用して雪を固めることができたときはとてもうれしかったと目を輝かせてくれた。今回も大型トラック7台で70tあまりの雪が運び込まれ、大学生や地元企業、オーストラリア大使館などが参加し、約35体の雪だるまがつくられ、「雪だるまコンテスト」を競った。「ちびっこ雪広場」では、おりしも21日に天からの贈り物の雪が舞い、子どもたちは思いっきり雪遊びを楽しんだ。
イベントには、嬬恋村から約40名のボランティアが参加している。「見方を味方へ」と一場さんは語る。ともすれば、閉ざされた空間である地域の見方をかえ、強みに変え、そして、千代田区の小川町、神保町といった世界でも類をみない集積地との連携へとつながった。それは、千代田も同じことがいえるのではないだろうか。
(取材日:2006.1.20三浦 博子 記:2006.2.9)
※なお、今後、「嬬恋村だより」を"産地直送"でお送りする予定です。
本職は嬬恋村商工会の事務局長。嬬恋村で生まれ、嬬恋村育ち。大学と社会人生活合わせて5年間東京で過ごし、嬬恋村に戻ってホテルなどに勤務後、今に至る。独立心旺盛、新しい企画がポンポン飛び出す。
ちびっこ広場を作成する、嬬恋村のボランティアスタッフ。子どもたちの喜ぶ顔がみたいと今回は宝物をしこんだ。
森和夫「神田雪だるまフェア実行委員長」。
森さんは、「まえだれ会会長」「靖国通り商店街連合会会長」など、お役多数歴任されている









