vol.65 (番外編)千代田区事務用品組合さんでの講演報告
昨年の12月から今年の2月まで開催した区内企業ホームページ改善講座がご縁で、先日千代田区事務用品組合の研修会で講演の機会を頂戴しました。
改善講座自体は、インターネット全般ならびに技術・マーケティングのトレンドをご紹介した上で、ホームページをつくったものの更新できていない、または、どのように改善したら良いか悩んでいる、といった個別具体的な課題に応えるカリキュラムでした。
今回の研修会では、改善講座同様、インターネット関連のトレンド全般を俯瞰した上で、区内でご商売をされている皆さんが、どのようにインターネットを活用しているかをご紹介させていただきました。
星野組合長をはじめ区内の大先輩から営業の最前線にいらっしゃる2代目の方まで30名ほどにお話しさせていただきました。今回のモバイル最前線では、その概要をご紹介します。
■インターネットことはじめ
最初に、インターネットがスタートして14年が経過しているという事実を確認。スタートと言っても、以前からインターネットの考え方はあり、いわゆる商用化されてからということになります。
14年を長く見るか、短く見るかは人それぞれですが、14年という時間軸の中、特別な存在であったインターネットが、当たり前の存在になってきていることは事実です。
多くの方が情報を見る側として触れているインターネット、実は発信する側から見ても、普通の存在になってきていることを研修会を通じてお話させていただきました。
• 1994年商用化(インターネットマガジン創刊)
• 1997年5月楽天市場開設
• 1997年5月アスクル分社
• 2005年Google株式公開
■素朴な疑問、、、Web2.0って何?
続いて、流行語となっているWeb2.0の中身をおさらい。アメリカの編集者オライリーさんが提唱したインターネット(Web)の進化に関する概念論ですが、その中で、二つの事象を中心に取り上げました。
1つは、「personal websites →blogging (ブログ!ブログ!ブログ!)」というもの。インターネットの情報発信は敷居が高い、もしくは作ったものの更新がメンドクサイという方がWeb1.0の世界では多く見受けられていました。しかし、今やブログで気軽に、簡単に情報発信が可能になっているということをご案内しました。
もう一つは、「domain name speculation(ドメインへの投機)→ search engine optimization(検索エンジン最適化)」。
関連するトピックとして、以前このブログでも紹介しましたが、AISASという行動モデルが一般化していることをご紹介しました。
• 「Attention」(注意が喚起され)
• 「Interest」(興味が生まれ)
• 「Search」(検索し)
• 「Action」(購買し)
• 「Share」(情報を共有する)
インターネット商用化から14年間経っている中で、消費者の行動に、良くも悪くも検索エンジンが入り込んでいることを再認識していただきました。
■アクセス解析の仕組み、こんなキーワードで検索しています!
お店にいらっしゃるお客さんは何を考えているか、何を探しているかはわかりません(当然ですが)。お客さんに話しかける、もしくは商品を手にとる所作を見ながら、お客さんの関心事を探った訳です。
しかし、インターネットのホームページにアクセスしてくる方については、「何に関心があるか」ということが記録として残ります。その実態をお店の運営、ホームページの情報発信にいかさない手はない!
そこで、どのように検索エンジン経由の方の関心キーワードが記録されるかを、Chibiz.jpのアクセス解析を参考に、実際に見ていただきました。区内の店舗名や地域名、電話番号、そして、「合鍵 千代田」、「めまい 病院 有楽町」といった組み合わせての検索など、キーワードは様々。
無料のアクセス解析ツールである、Google Analyticsを導入していますが、区内企業の皆さんでホームページを持たれている場合、是非とも導入して、ご自分のサイトを検証してみていただきたいものです。
実際に検索結果を見てみると、案外と電話番号で検索している方が多いという事実に参加者の方々と一緒に驚きました。
ここで注意したいのは、インターネットに情報を掲載しているからこそ、検索エンジンを経由してサイトに訪れているということです。
店で商売を行うには、まずは店を構えて、商品を並べてということを当然行います。
AISASという消費行動が一般化して、インターネットが浸透し、情報発信がブログ的な仕組みを使うことで容易になっています。このような時代、インターネット上に情報を掲載しないということは、店を構えていないということと同じで、存在しないのと一緒だということを改めて認識していただく機会となりました。
■リアル店舗とネットの相乗効果は三者三様
実際に区内のお店でどのようにホームページを使っていらっしゃるか、年齢、性別も異なる4つの事例をご紹介しました。
まず、店舗販売をしながら楽天市場でも商売をされていらっしゃる九段と神田のお店の事例。「費用対効果は高い!!一方、効率は良いが、思ったほどの割合にはならない。」といった実感をご紹介。
神田小川町と半蔵門にあるお店の方は、ネットで販売はせず、店主の情報、商品の情報、地域の情報を発信。ネットを見た上で、「電話で問い合わせしてもらうのが1番嬉しい」、「お店の考え方を伝えたい」というスタンスでホームページを使っている事例。
「同業者の情報はよく入る一方、区内でお店を営んでいる方の情報はなかなか知りたくても知ることが出来ない。大変刺激となった。」とのコメントを頂戴しました。このような機会を通じて、区内事業者の皆さまのお役に立てれば幸いです。
■最後に
これまでモバイル最前線では、番外編を含め、様々な角度からユビキタスネットワーク社会に事象についてご紹介してきました。
今年度、当財団では、区内企業・団体ホームページ改善道場を昨年度の改善講座第二弾として実施する予定です。
このブログでも、5月からは、区内で実際に情報発信を行っている企業、団体の皆さまのホームページを題材に、運営の実態、その改善のヒントを11回に渡ってご紹介していきます。千代田区内の気になるホームページがございましたら、是非ともご一報下さい。








