vol.72 神田のデジタルサイネージはモバイルとリアルの接点?!
今年の神田明神のお祭は、2年に一度の大祭です。まだ2月ですが、神田明神のホームページには、すでに日程がアップされています。日が迫るごとに町が一体となり、徐々に雰囲気が盛り上がっていきますね。
ちょっとフライング気味に、昨年末より、神田駅周辺で神田祭の模様を流すディスプレイが10数台、設置されていました。神田駅を使っていらっしゃる方は気がつかれたでしょうか?
これは、中小企業庁の補助事業で、「神田駅周辺商店街(東京都千代田区)での電子広報事業」の一貫で設置されたもので、現在、実証実験中です。
この神田が震源地かどうかわかりませんが、巷では、「ディスプレイを使った情報配信」に注目が集まっているようです。業界用語では、「デジタルサイネージ」というそうです。今回は、この「デジタルサイネージ」をとりあげます。
■電子看板、デジタルサイネージって?
2007年6月に、デジタルサイネージのメディア化のために必要な標準化を行うことを目的に設立された、デジタルサイネージコンソーシアムの資料によると、
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デジタルサイネージ(Digital Signage)とは、「電子看板」といった意味あいで、屋外・店頭・公共空間・交通機関など、あらゆる場所で、ディスプレイを使って情報を発信するシステムのこと。
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・機器が小さくなり強度が高まることで、どこでもおけるようなる。
・ネットワーク環境が無線でかつ高速となることで、これまたどこでもおけるようになる。
・演算処理が高度化することで、多用な表現が実装可能となる。
システム的には大変こなれていて、広告・プロモーションメディアとして大変期待されているといえましょう。
コンソーシアムのメンバーは、慶應義塾大学、三菱電機、パナソニックなど、バラエティーに富んでいます。サービス提供事業者も、配信・運営、ハードウェア、コンテンツ制作・広告、SI、保守・サポートなど、さまざまなバックグラウンドの方が参入してきていているようです。
いよいよデジタルサイネージ市場はブレークスルーするのでしょうか。
■どこでもディスプレイ、実際見てます?
私たちの生活を見回すと、結構、ディスプレイに囲まれていますね。ただし内容まで見ているとシチュエーションによってまちまちかも。
・電車の中
よく見ますね!ニュース中心ですが、時々流れるクイズやCMも手がこんでいます。
・食品スーパーやコンビニエンスストアの店内
設置されているのは分かりますが、内容見ないですね。主婦の方には見られているのでしょうか?
・オフィスやホテルのエレベータホールやエレベータ内
エレベーターのように狭い空間だと目のやり場に困りますが、ディスプレイがあると安心(笑
・ショッピングモール等の大型商業施設
フロアマップやイベント情報が流れていたりしますが、あまり見ないですね。手元の紙媒体の方が重宝。
ニュースといった大衆情報は見ますが、深堀りした情報は無理かも知れませんね。
■プッシュとプルの融合
これら街中のディスプレイの他に、忘れてならないのは、携帯電話。常に持ち歩いているディスプレイです。
街中のディスプレイがプッシュ型メディアであるのに対して、携帯電話のディスプレイは(自分が欲しいものを見に行くための)プル型メディアとされています。
神田の実証実験では、このプル型メディアとプッシュ型メディアの融合が図られています。
街中のディスプレイに流れている情報は、マスの人々を対象にしているため、前を通りすぎる一人ひとりの関心と完全にマッチするとは限りません。ただし、その中の、1/10、1/100でもマッチする可能性も否定できません。
もし、通り過ぎる瞬間に、自分の関心ある情報が流れていたら、、、、更に深堀りした情報が欲しいと思うかもしれません。
今回の神田のディスプレイは、興味ある情報が流れていたら、お財布ケータイでタッチするだけで、ディスプレイに流れていた情報に関して、さらに詳しい情報を携帯電話を通じて入手できるというのです。
これは興味深い。
日々、コンテンツが増えていくようです。皆さんも一度、神田駅周辺に設置されているディスプレイにお財布ケータイで触れてみてください。
■さらに情報収集したい方は、、、
3月3日(火)から東京ビッグサイトで、店舗総合見本市が開催されます。まちづくり、流通に関わる人にとっては恒例の展示会で、今年で38回を迎えます。その中で、特別企画展「リテール・デジタルサイネージ2009」が開催されます。
関係者が一堂に介する展示会でもあるので、興味ある方は見に行かれてはいかがでしょうか。








