[番外編] 高木盆栽美術館
前回、市ヶ谷本村町の「お札と切手の博物館」について書きましたが、ここからの帰り道に左内坂を降りて市ヶ谷橋を渡ったところに高木盆栽美術館があった筈…と思いついたので寄り道しました。微かな記憶ですが、五番町の大きな狛犬に護られたビルの中だったと思います。
駅の近くで、お目当てのビルを発見、このビルは「MSシュレッダー」で有名な明光商会の本社です。そして、明光商会の創業者である高木礼二氏が開設したユニークな美術館が高木盆栽美術館です。しかし、見回してもそれらしき看板はありません。しかたがないのでエントランス横の受付で訊いてみますと、「しばらくの間、閉館していましたが今年になって栃木の方で開館しました。細かなことは財団の東京事務局へお問い合わせ下さい。」…とのことでした。
調べてみると、高木盆栽美術館は2年程前(2004年10月)に閉館していました。しかし、この美術館のコレクションは絵画や彫刻ではなく、盆栽です。生き物です。美術館は閉館しても、どこかで世話をしてやらなければ枯れてしまいます。美術館の運営母体である高木伝統園芸文化振興財団としても伊豆の方に移転しようとしたり、大宮の盆栽村に売却しようとしたり…といろいろなことを検討したようですがいずれもうまくいかなかったようです。特に盆栽の街~さいたま市への売却案については、鑑定価格総額20億円ともいわれている高木コレクションを2009年完成予定の市営盆栽関連施設の目玉とするべく5億円という破格の価格が提示されたと伝えられています。しかし、これも市議会の承認は得られなかったようです。
しかし、どうやら高木コレクションもやっと安住の地を得たようです。本年5月、「栃木県下野市薬師寺3311-37」にて、開館したとのことです。でも、遠いところですね。最寄駅である東北本線自治医大駅まででも、上野から1時間半はかかります。五番町にあった時のように、町歩きの途中でちょっと寄り道という訳にはいきませんが、盆栽が生きていく環境としてはこちらの方が良いかもしれません。時間をつくって行ってみたいと思っています。








