|
山本坦さん(71歳)が代表を務める、「緑キャノピーズ」は、千代田区で初めてアダプトシステムの適用をうけた団体である。
アダプトシステムとは、国や自治体が管理する道路や公園等の公共施設の一部を、地域の方や企業・あるいは団体が引き受け、公共施設の管理や清掃等を通じ、環境美化活動をする制度のこと。緑キャノピーズによる清水谷公園のアダプト活動は、平成15年に始まった。以後今日まで、草花を植え付けたり花壇を手入れしたり、様々な活動をしている。何故千代田区で緑をとあえて伺うと「再開発で高いビルがたくさんできているが、それだけが近代化ではない。けれど、屋上に緑をつくればいいということでもない。やはり、『土』があって、緑があって、風が吹いて。そういう景色を残していかなければ。」と語ってくれた。
山本さんは、緑キャノピーズでの活動のほかにも、活動範囲は多方面にわたる。千代田区の地域活動において、山本さんの存在の大きさは計り知れない。そのバイタリティーは山本さんの小さな体のどこから生れてくるのだろうか。伺ってみると、「栄養と感謝」という答えが返ってきた。栄養とは周りの人からいただく「栄養」である。そして周りの人に感謝の気持ちをいつも持つことだと。だからこそ、周りの人も山本さんの栄養をもらい、元気付けられている。また、のりかかかった船は最後まで責任を持つ。これが山本さんの信念だ。机上の空論ばかりでなく、まずは現場へ行く。そして、現場の人と話す、話を聞く。地域を元気にし続けてきているからこそ、山本さんの言葉には説得力がある。
地域を元気にすること、それは、山本さんのように、周りの人とお互いに栄養を与え合いながら、同時に自らも元気になることから始まるのかもしれない。
2005.11.15 小柳津江美
■その他のご活動
NPO東京セントラルパーク 理事
チヨダワールドクラブ メンバー
東京都環境学習リーダー 9期生
|
生まれも育ちも千代田区、しかも大ホテルが立ち並ぶ紀尾井町だ。「『私、千代田区の山椒』なんてどうかしら?!小粒でピリリと辛いってね」と、気さくに語る。その辛さがなんとも心地よい。

清水谷公園において、草花とふれあう。樹木の観察会をしたり草花の名前の勉強会を開いたりする。

日本航空に勤務し、25年間アメリカに滞在していた。その語学力を活かして、外国人との通訳をボランティアでこなす(写真は、2005江戸天下祭会場にて)
|