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ちよだに肩入れ

麹町出張所地区連合町会会長  三番町町会会長
田中 康博さん(たなか やすひろ)さん(70歳)

『地域へのこだわりと感謝から、地域へお礼奉公。』


千代田区は、様々な地域の顔をもっている。とりわけ、神田区と麹町区が統合して昭和21年に千代田区となったこともあり、今でも個々の気質・文化が根付いている感がする。

麹町出張所地区連合町会は、旧麹町区のほぼ全域の22町会からなり、独特の文化を継承している。江戸時代は江戸城を中心とする旗本屋敷や商家が立ち並び町として発祥し、現在は番町・麹町の「住居と事務所が混在する地域」、霞ヶ関・永田町の「官庁街」、大手町・丸の内・有楽町の「オフィス・繁華街」と、それぞれが特徴をもった地域からなっている。外部からみると、最も、千代田区をイメージしやすい地域ではないかと思う。

田中さんは、文京区本郷に生まれた。終戦後、永田町に住まい、永田町小学校に通っていたが、小5の時に三番町に引越しをした。しかし、転校はせずに、都電で通って永田町小学校を卒業したそうだ。大学時のアルバイトから卒業後も含め、勤務地が三番町。結婚を契機に区外へ住まいを移したが、5年前からは再び三番町に戻った。「ずっと、三番町にこだわっています。企業なのか、立地する建物なのかわからないが、愛着をもってますよ。」と話す。18年前、地域へのお礼奉公の意味で町会のお手伝いを始めた。町会長となって今年で5年目、連合町会長としては2年目を迎えた。

様々な顔をもつ、地域をまとめることは並大抵のことではないと思うが、「日枝神社のお神輿と同じで、担いでもらっているからやれること」「各町会の個性を大事にし、まずは話を聞く」「サービス業を長年やってきた習性ですぐ、引き受けてしまう傾向があってね。でも、各町会連携事業など広がりがでてきました。」とやわらかな口調の中に、きらりと企業人の顔を出す。そして、町会活動は婦人部の協力があってこそと感謝も忘れない。

古くから、文化人・著名人が多く住み、まさに歴史と文化のミュージアムのような地域で、「わがまち人物館」「東京ど真ん中物語の出版」など、地域活性化事業が活発に展開されている。顔がみえない、高貴なイメージをもたれることもあるが、どっこい、祭りや防災の取り組みなど、人がつながり地域への愛着を、歴史を継承しつつゆったりと進めている感じを受けた。そんな奥深さに興味がつきない・・・

(取材日:2006.9.21. 三浦 博子 記:2006.10.6)

千代田区麹町出張所地区連合町会

大手町・丸の内町会、有楽町町会、内幸町町会、永田町一丁目町会、永田町二丁目町会、霞が関三丁目町会、平河町一丁目町会、平河町二丁目町会、隼町町会、麹町一丁目町会、 麹町二丁目町会、麹町三丁目町会、麹町四丁目町会、麹町五丁目町会、麹町六丁目町会、紀尾井町町会、一番町町会、二番町町会、三番町町会、四番町町会、五番町町会、 六番町町会

麹町デジタルワールド

 

田中 康博さん
本業は且Q番町實業の役員。信条は人を思いやること。「リーダーより性格はサポートタイプ」と謙遜するが、品がある中に人をひきつけるオーラを感じる。

日枝神社山王まつり
お祭りの文化が脈々と継承されている。今年は日枝神社山王まつりの本祭り。 地域が協力してオフィス街など各地域を練り歩いた。(写真:広報広聴課提供)

○	東京ど真ん中物語と創立50周年記念誌の写真
連合町会創立50周年の今年、記念誌が2月に。麹町地区コミュニティ活性化委員会により「東京ど真ん中物語」が3月に出版された。