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 中木さんは、昭和53年に千代田区役所へ入庁してから28年間、さくらと携わり続けているスペシャリスト。最近は、「さくらサポーター」に登録しているNPOやボランティアの方々と一緒にさくらの現状調査や施肥などを実施して、「区の花さくら再生計画」の一環を担う活動をされている。
今回発刊された「さくらサポーター通信通巻第3号」では、ちよだ花の道マップを作り、1週間で約1千本のさくらの品種と数量を調査した。その素早いフットワークと知識の豊富さに改めて驚かされた。しかし、これで慢心せず、来年また更なる詳細な区内の「ちよだ花の道マップ」を作りたいと意気込んでいる。
そんな中、中木さんが心配していることがある。区内のさくらが段々と元気がなくなってきているという。昭和30年代に千鳥ヶ淵や外濠公園などのさくらは植樹され、その大半は主にソメイヨシノでその寿命は約60年といわれている。ここ最近は老齢化したことに伴って、病気や虫による被害や、樹木が大き過ぎることによって枝や根が伸びる空間が不足する等、衰退・枯死しているさくらも珍しくなくなった。
千代田区では平成16年3月に、「区の花さくら再生計画」を策定し、区と区民、在勤者、在学者たちが一体となって、さくらの再生を図っていくこととし、中木さんもさくらサポーターたちと一緒になって、楽しみながらさくらを元気にしたいと活動を続けている。
中木さんに、区内のさくらの見どころをお聞きした。真剣な目で「皆さんで区内を歩き、自分なりのさくらの見どころを探してみてください。そして、思いを馳せるだけでなく、時にはさくらの言いたいことにも耳を傾け、見守ってください」と語られた。
そろそろ、さくらの咲く時期。中木さんをはじめ、いろいろな方々の思いが入り、枝いっぱいに立派なさくらとなって満開に開花するだろう。
(取材日:2006.2.20 加藤 伸昭 記)
千代田区のお花見マップとさくらイベント情報
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取材は千代田区役所の食堂で行われた。千代田区役所の目の前の法面(ノリメンと読む。傾斜地の傾面部のこと)には、春になると一面に桜が咲き誇る。まだ桜の時期には程遠い2月下旬の取材だったが、中木さんの見つめる先には、数週間後には満開となる桜の木々があった。そのまなざしは、とても穏やかで、優しい。

写真は2月下旬のもの。包帯のようにグルグル巻きにされた桜の姿が痛々しいが、開花前のこういった努力によって、今年も美しい桜たちに会える。

機関紙「さくらサポーター通信通巻第3号」では、中木さんが区内のさくらの本数を調査し、さくらサポーターと一緒になって詳細な「ちよだ花の道マップ」を作り上げた。 |